アングル:中南米に広がるコロナ禍の貧困 破れる中産階級の夢
ttps://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-latam-poverty-idJPKBN26T1R3?feedType=RSS&feedName=special20

ラテンアメリカ諸国には、同じように貧困への逆戻りを強いられる中産階級が何百万人もいる。COVID−19によって、
社会福祉制度の脆弱さ、各国政府の財政余力の欠如が露呈した格好だ。ラテンアメリカ諸国の労働市場は、
世界のどの地域よりも深刻な影響を被っている。

1980年代の経済停滞と危機を乗り越えたラテンアメリカ諸国では、コモディティ価格の好調が2000年代の成長を牽引し、
6000万人もの人々が貧困から脱出するのを支えたおかげで、中産階級が成長した。
だが、6億5000万人が暮らすラテンアメリカ諸国は、国連の試算によれば今年はマイナス9%という開発途上地域のなかでも
最悪の景気後退に直面しようとしている。
貧困は2005年の水準へと急激に逆戻りしつつある。



国家経済の成長が外的要因によってもたらされていた事で、途上国の国内構造のまま規模だけは膨らんだけど、
成長を牽引した外部要因が消えた途端に元の木阿弥、というところかな。