携帯電話からスマホへの転換期に日本メーカーが衰退し韓国メーカーが隆盛したようなことが
ガソリンエンジン車から電気自動車への転換時に起こるってことなのね

----
まもなく沈没する自動車業界でトヨタが生き残るためのたった1つの方法
https://president.jp/articles/-/39333

「2020年代を通じて一番日本経済に打撃が大きいのはトヨタの衰退だ」と予言しています。

これから衰退するのはトヨタだけではありません。あらゆる自動車メーカーがそうなります。

今、自動車業界は過去100年間とはまったく違う構造変化に見舞われていると言われています。
その結果、今から20年後、2040年頃には自動車産業から時価総額200兆円企業が3〜5社誕生すると予測します。

上位3〜5社の中に、トヨタ、フォルクスワーゲン、GM、フォード、メルセデス、ルノーといった旧来の自動車メーカーの名前は1社ないしはゼロでしょう。
そのほかの上位企業はグーグルやアリババといった異業種の企業となるはずです。

今後は電気自動車への移行と、自動運転技術の実用化により、乗用車を製造販売するという伝統的なビジネスの収益性が下がります。
既存の自動車メーカーの時価総額は、過去に紡績メーカーや化学メーカーなどがその道をたどったようにトップ企業でも時価総額1兆円を切るような水準に下がるはずです。

これから自動車業界に起きることは、かつてのパソコン業界と同じです。
2000年に日本には6社の大手パソコンメーカーがありましたが、2020年現在そのほとんどが衰退しました。

一方で、2020年には広義のパソコン産業から時価総額100兆円企業が4社誕生しています。
アップル、マイクロソフト、グーグル、アマゾンです。
そこには数年以内にフェイスブックの名前も加わるでしょう。
富士通、NEC、東芝、ソニー、パナソニック、シャープの名前が加わる可能性はありません。

それと同じで、20年後、トヨタが自動車産業に出現する時価総額200兆円企業の一角に食い込むためには自動車メーカーのポジションのままでは難しい。
これがトヨタ危機の本質です。いや、トヨタだけではありません。
日産、ホンダ、スズキ、三菱、マツダ、スバルといったすべての自動車メーカーに共通する未来の危機なのです。