開戦前の昭和天皇、英機、五十六の3人が令和2年にタイムスリップ。

天皇「ここが東京なのか?」
英機「そこにあった朝日新聞によると令和2年ということです」
五十六「2020年だ、80年後にタイムスリップしたのか」
天皇「タイムスリップというのはHGウエルズのか?」
英機「タクシーで官邸に向かいましょう」
五十六「この時代のお金がないぞ」
英機「官邸で払ってもらえばいい」
天皇「ここは赤坂だから少し歩いて赤坂御所に行ってはどうか」
英機「タクシーがつかまりましたのでお乗りください」
五十六「総理官邸までお願いいたします」
運転手「は、はい。着きました。お代はいりません」
五十六「警備の警察官に事情を話したら、総理公邸にご案内すると言ってた」
天皇「ここは官邸ではないか」
侍従「天皇陛下におかれましては…」
官房副長官「上皇陛下にご連絡をいたしました。東條大臣閣下と山本長官もご同席ください」
英機「上皇陛下?」
五十六「継宮親王殿下ですよ」
職員「統合幕僚長と三幕僚長が到着しました」
統幕長「天皇陛下、東條閣下、山本長官、お目にかかることが出来て本当に光栄に存じます」
天皇「この世界で軍はどうなったのかね」
英機「軍人がいるのですから軍はあるのでしょう」