>>155
「ザッケンナコラー! スッゾオラー!」「アイエエエ!?」
高橋留美子センセイとのウチアワセ中、突如推し掛けて来たファナティック読者の
怒りに触れた小学館編集者は恐怖し、そして静かに失禁した。

「ラムチャンから僕へのメッセージがない! これは大問題だぞ!」「アイエエエ! ナンデ!?」
ナムサン! 争点は読者に対する個別メッセージの有無。
これには悪質クレームに慣れた編集者も理解不能だ。

「ナンデ!? メッセージ無いのナンデ!! スッゾオラー!」「アイーエエエエ!」
先刻から沈黙を保ったままの高橋センセイもまたしめやかに失禁……否!
「私はちゃんと描いている」

「エッ」「私はちゃんと描いている。アナタの読み込みが足りないだけだ」「エッ」
ブッダ! 何たる高圧的対応か!? これにはファナティック読者も思わず唖然とする。
「今すぐ帰ってもう一度読みなさい。わかったか」「アッハイ」
ナムアミダブツ! 一切の反論を許さぬ圧倒的漫画カラテだ!

「僕がラムチャンからのメッセージを読み落とすなんて有り得ないんだ……こんなのってないぞ……」
「でも高橋センセイは描いてるって言ってる……僕がラムチャンからのメッセージを読み落とした……?」
がっくりと肩を落として家路に就く読者。その表情にファナティックめいた感情はもはや読み取れず、
絶望がその顔を支配していた。おお、ゴウランガ! ゴウランガ!