メディアが隠す「トランプ支持者」多様化の実態
民主党の牙城ロサンゼルスで見た驚きの光景
https://toyokeizai.net/articles/-/386094

「私が今回トランプに投票すると伝えたら、妹2人が激怒して、口をきいてくれなくなった」。サンタモニカ在住のジェシカ・アパリシオさんはそう語る。31歳の彼女は医療機器メーカーで働くメキシコ系アメリカ市民だ。

「私の肌はダークな色だし、見た目は完全にラティーナ。でも、白人中心の医療の職場で、ドクターたちから不当に扱われたことは今までない」

白人男性と婚約し、トランプ支持を妹に伝えると、ふたりの妹は、姉が白人男性に洗脳されてしまったと嘆き、姉を「レイシスト」と呼んだ。「つらいけど、妹たちいもいつかわかってくれると信じるしかない。リベラルな人々はいつも多様性を強調するけど、私のような保守派の価値観を非難し、意見を変えろと怒り、自説を押し付けてくる。つまり本当の多様性を認めていないのでは」



「白人のストレート男性というだけで、レイシストだと思われるのは、もう、まっぴらごめんなんだ」そう語るのはロサンゼルス在住の役者兼ユーチューバーの40歳のクリス・コールズさんだ。

自身のユーチューブ番組にリベラルな友人をゲストで呼ぼうとしても全員から断られ続けている。「保守派の番組になんか出たら、ハリウッドで2度と働けなくなるし、友人を全部失うから勘弁して」と友人たちに言われた。