正直「哨戒艦をトリマランにする理由」があんまりないのが……

トリマランの長所と短所って
長所
 ・上甲板面積を確保しやすい
 ・L/D比を稼ぎつつ安定性を確保できるため高速航行向きな船に使いやすい
短所
 ・予備浮力が少ない
 ・↑の予備浮力を確保するためアルミ船体にすると鉄船体に比べ寿命が短くなる
 ・水線下の容積が確保しにくい(機械室や各種タンクの空間に制約が出る)
 ・水線付近の空間が確保しにくい
 ・出入港やドックに制約が出る

あたりだろうけど、
特にトリマランの長所を活かそうと船体を細くすると船体の連結部より下は空間制約きつくなるんで、
よく話題になる無人機(USV,UUV)の運用空間が狭くなる or 位置が高くなるのがデメリットとしてつらい。
LCSインディペンデンスみたいに面倒なギミック使って、海面から高いところから降ろしてやらなきゃならない。
海面から高いってことは、悪天候だと降ろしてる最中に風に煽られ波に煽られる時間も長くなるわけで……

ATLAトリマランは「高速性能と無人機運用の両立」だからトリマランなわけで、
現状判明してる25kt程度の最高速力なら、「デブなモノハル」の方がずっと運用する側も楽だし、安いし、性能いいと思うぞ。