川内原発1号機が運転再開…テロ対策施設完成で全国初、19日に発電の見通し
読売 2020/11/17 20:13

九州電力は17日、テロ対策施設が完成した川内原子力発電所1号機(鹿児島県薩摩川内市)の運転を再開した。
同施設の完成による運転再開は全国で初めてとなる。 国内で運転する原発は現状、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)に次いで2基目となった。

テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」は、東日本大震災後の新規制基準で義務づけられ、航空機の衝突などテロ攻撃を受けても、遠隔で
原子炉を制御できる機能を持つ。 川内1号機は設置期限に間に合わず、今年3月に運転を停止した。

九電は当初、12月に完成させる予定だったが、工期を約1か月短縮。今月11日に原子力規制委員会の使用前検査に合格した。
川内1号機は18日に核分裂が続く臨界に達し、19日に発電を再開する見通しだ。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201117-OYT1T50265/