潜水艦勤務を忌避する韓国海軍…政府の対策は「手当1000ウォン引き上げ」 (中央日報 11/19)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cdca2e7b5186ce96065bad3def99978ad829ac0

劣悪な勤務条件のため海軍の将兵が潜水艦勤務を忌避している。 海軍は手当引き上げを積極的に推進中だが、政府との立場の違いが大きい。

海軍によると、今年、潜水艦勤務を離れるという乗組員は50人を超える。
潜水艦勤務資格を保有する乗組員(副士官=下士官)を毎年100人ほど輩出するが、2人に1人は潜水艦を離れて水上艦に移ったり軍服を脱いだりするということだ。

過去10年間にも今年のように年平均50人ほどが潜水艦勤務から離れているという。 多い年は年間67人にのぼる。
10日に進水した3000トン級潜水艦「安武」の定員が約50人であるため、毎年、潜水艦1隻の部隊が消えるということだ。 海軍は現在、18隻の潜水艦を運用している。

乗組員が潜水艦を離れる理由は勤務環境がきついからだ。
潜水艦の1人あたりの居住空間は3.9平方メートル(1.1坪)。刑務所の独房5.4平方メートル(1.6坪)より狭い。それも一人で使用する空間ではない。 
ベッドは定員の75%しかないため交代で使用する。 3交代勤務の特性上、常に誰かがベッドを使用しているということだ。
トイレの腰掛式便器は2つしかない。 シャワーは考えることもできない。

潜水艦勤務から水上艦勤務に移れば事情ははるかに良くなる。 イージス駆逐艦の1人あたりの空間は潜水艦に比べて7倍広い約21.4平方メートル(6.4坪)だ。
プライバシーが相対的に保障される。 ベッドは定員より多く、腰掛式便器は6人あたり1つ設置されている。シ
ャワーはいつでも自由にでき、艦艇の外に出て風にあたることもできる。規定に基づいて携帯電話の使用も可能だ。

潜水艦は一度作戦に投入されれば3−4週間は外部と遮断される。 いかなる連絡もできない。国家戦略的任務を遂行するため秘密維持が厳格だ。
連絡しようとしても方法がない。 潜水艦は水深数十−数百メートルの深海に入った後、水面上に出てこないからだ。(続く)