>>129
日露戦争では日本は辛うじて戦争目的を達成した。
ノモンハン事変では日本は全く戦争目的を達成できていない。
前者が「辛勝」、後者が「ボロ負け」とされるのは当然だ。

仮に、日露戦争が
「連合艦隊は文字通り全滅したし大陸と半島に派遣した陸軍も一兵残さず全滅した」
であっても、
「しかし、ロシアの南下は阻止したし、朝鮮半島は日本の勢力下として維持された」
ならそれは結果としては勝利だし、ノモンハン事変が
「日本軍は一兵一台一機の損害も出さなかった」
としても、ソビエト側の主張に沿う形で国境線が確定してしまったのなら全面的敗北ということになる。

国家の行動としての「戦争」の勝敗とはそういうものだ。