ゴーランドの研究 [編集]
古墳研究において業績を残した外国人に、イギリス人ウィリアム・ゴーランド(William Gowland)がいる。
彼は、造幣局の鎔銅担当技師として招聘され、後に局長顧問を兼ねた。
彼は、1872年(明治5年)から1888年(明治21年)の16年間の滞日中に、
本務の余暇をみてはこつこつと古墳研究を進めていた。
彼の古墳研究のことは当時、日本人の間ではほとんど知られていなかった。
彼が帰国してから『日本のドルメンと古墳』(The Dolmens and Burial Mounds in Japan,1897)と
『日本のドルメンとその築造者』(The Dolmens of Japan and their Builders,1889)とを発表した。
日本の古墳の中でも特に彼を引きつけたのは、巨石を使って構築された横穴式石室であった。
彼が調査した横穴式石室は460で、そのうち実測図を作成してデータを計測したのは130である。
調査地域は九州から関東の15府県に渡っている。


彗星帝国の人みたいだな