学校の配属将校は質が低かったとか言われるけどこれは

昭和17年(1942).1.23〔高1(満18歳)が授業中に配属将校殴る〕
 京都府京都市の第三高等学校で、文科甲類1年生(満18歳)が、配属将校の予備役大佐(満54歳)の胸を銃の台尻で殴った。軍事教練中になかなか整列しなかった生徒を大佐が鞘のままのサーベルで何度も殴っているのを見かねて「バカヤロー」と怒鳴り、「誰だ、出てこい」と云われたので「キサマのような軍人はこうしてやる」と突進して殴り、追い掛けられたが学校外に逃走したもの。2.2に退学処分。
 この大佐は昭和12年7月にも配属先の同志社大学予科で、キリスト教と自由主義を排撃するため生徒を煽動してチャペル籠城事件を起こしており、憲兵隊や軍上層部も生徒に同情し、大佐も他校に転属となった。