《独自》北極研究船の建造に本格着手 航路で存在感高める中国を牽制 政府335億円投入
https://www.sankei.com/politics/news/201213/plt2012130001-n1.html
政府が来年度から北極海での観測活動を進めるため砕氷機能を持つ研究船建造に
本格着手することが12日、分かった。令和3年度予算案に4億数千万円を計上し、
5年間で総額335億円を投じる。北極海の調査研究で先行する中国を牽制し、
海上交通路(シーレーン)として重要性が増す北極海航路でのプレゼンス強化につなげる狙いがある。

政府が逼迫する財政下でも北極海での活動強化に乗り出すのは、東アジアと欧州を
最短でつなぐ北極海航路の重要性が増しているからだ。温暖化による海水温上昇で
海氷は減少し、ロシア側北東航路は88日間、海氷なく航行可能となった。
ロシアは航路上での資源開発に力を入れ、中国など各国の資本が参入。
中国は2012年に自国船で北極点付近を航行し、存在感を強めている。
政府は来年5月に東京で開催される海域関係国での科学大臣会合を前に
砕氷船建造に着手する方針で、中国の影響力拡大に楔を打ち込みたい意図がある。

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でも中国って北極海に面してないじゃんよ。