>>598
少なくとも三宅坂では遅くとも昭和16年早々には対米戦を意識してたのは石油の面から見ると確実で、
何でかと言うと16年2月には優秀な石油技術者を根こそぎ徴用掛けていて、海軍が徴用しようとした時には
実は余りからしか徴用出来なかった、とか、石油観点だと「陸軍悪くないんだ」ってのは噴飯モノだったりする。

開戦後も高オクタン価ガソリンを陸軍側はガッチリ抱えていて、蘭印防備航空隊には特に100オクタンのガソリンが
潤沢に供給されていた、なんて事実もある。

あと、原油は一度本土に運んで精製しないと発火点が低くて火災が起きやすく、タンカー事情が悪化した昭和19年の
艦艇喪失が激増した一因に挙げる資料もある(ミリやパレンバンの原油をそのまま使った所為で損害を受けた時に
簡単に火災が起きて喪失、の悪循環)。