旧海軍駆逐艦の主砲ですが、
吹雪型から島風に至るまで三年式十二糎七砲。
秋月型は10センチ砲。
松型は八九式十二糎七高角砲。

秋月型と10センチ砲は特別なので置いておくとして、
89式は1932年正式採用とのこと。主力駆逐艦でも初春型以降の艦は
89式を搭載できそうですが、一貫して3年式を使っています。
なぜでしょうか?

89式は高角砲と名乗っていても、対艦戦もできる両用砲。
3年式は対空戦は、できないこともないが限定的。

特に夕雲型の巻波・高波あたりから後の艦や島風はミッドウェー海戦で対空脅威を
目の当たりにした後に誕生した艦ですが89式でなく3年式なので疑問に思いました。