>>743
ヒトラーの政策により大規模な機械化を果たしていたドイツ軍は大量の戦車と自動車を有し
かつそれを機動的に運用して英仏軍を圧倒し軍事的な優勢を得て激戦の末に勝利した
と言った論調で装備が足りていなかったとはされてない

ドイツはまだイギリスとの戦闘を継続していて、彼らを政治的にも圧倒して降伏に持ち込む為にも
全面的な軍事的優勢をアピールしたい時期ではあった、と言うのがこの時期のドイツの戦争報道の根源だろう

また当時からどの国の視点でも誤魔化しようのないドイツの欠点は資源不足であったので
人造石油や人造ゴムの完成度みたいなのも強調され、戦争の継続になんら不安のないような報道もされた

一方で全体として戦闘が激しかった事は強調してる
イープルだとかヴェルダンだとかがなんの抵抗もなくあっという間に陥落したみたいな報道は
前大戦経験者にとって不愉快な部分もあるし第一実際の戦場がどうであれあまり楽勝だったと報道するのは逆に嘘らしく聞こえる為に
あくまでドイツ軍の奮戦によって撃破した事自体は強調したいという姿勢になった
なので英軍の強力な反撃を撃破とか仏軍の防衛部隊は激戦の末に後退とかそういう報道は割と多い