(前略)国家宇宙委員会は、民間専門家からなる専従評価団の意見を受け入れ、韓国型ロケット開発の十分な準備による打ち上げ成功の可能性を高めるため、
打ち上げ日を調整することを決めた。

科学技術情報通信部は国家的災難、安全対応の力量を強化し、未来の移動通信パラダイムの転換に備えるため、公共複合通信衛星(千里眼3号)の開発にも
着手することにした。

韓国型ロケットは産・学・研の専門家15人で構成された専門家団を通じ、研究開発過程と事業管理に対する諮問及び評価を受けてきた。
韓国型ロケットは当初、来年2月と10月の2度の打ち上げが予定されていた。
評価団は点検の結果、韓国型ロケットの打ち上げ成功率を高め、安定的な開発を推進するため、当初来年2月と10月の2度の打ち上げ計画を、1度目の打ち上げは
来年10月、2度目の打ち上げは22年5月に可能だと結論付けた。

科技部によると、日程調整に最も大きな影響を及ぼしたのは、ロケットの1段部の開発だ。
ヌリ号1段構成品の製作ミスにより納品遅延及び2~3段部に比べて開発の難易度が高いクラスタリング技術が適用されるなど体系複雑性増加により組み立て難易度が
発生し、約4ヶ月が遅延する。

ヌリ号2段部に当たる試験発射体の組み立てに比べて、1段の直径内(3.6メートル)に75トン級のエンジン4基と、これに伴う配管、電線、バルブなどの組み立ての為の
難易度や所要日程が増加し、組み立て後の点検などにも2ヵ月の追加日程が必要だという。

このほかにも、韓国型ロケットの断間組み立て、極低温環境で機体の健全性を確認するための試験遂行で、約2ヵ月の追加日程が必要となる見通しだ。(後略)
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来年2月に初号機の打ち上げを予定していたウリナラ国産ロケットのヌリ号ですが、1段目の製造工程での重大なミスが発覚した為に全体のスケジュールが大幅遅延し
結局8か月伸びて来年10月になったのだとか。 まぁ日本だって主にコロナのせいでH3初号機の打ち上げが1年延びたりしましたけどね。