国家はなぜ衰退するのか/ダロン・アセモグル
http://www.flatearth.jp/mgf/archives/2013/11/04-114207.php

(抜粋)
”まだ軍隊に行くのがエリートなこの国が、王家という中枢を失ってみろ。国を海外に売り飛ばす奴がでてくるぞ。”

 上記は記憶で書いているので細かいところで間違いがあるかもしれませんが、これは「エリア88」というマンガの中で、
サキ・ヴァシュタールがアスランの民主化について発言したセリフです。本書を読んでいて、ふと上記のセリフを思い出しました。

 社会や国家が信頼出来ない民族は、他人も信用出来ないため、何よりも血縁関係を大事にします。
つまり、そのような国民が大勢いる国家は、形だけ近代化しても、自力で国家としての繁栄は成し遂げられない集団だということです。
 多くの国民が、国家という概念を理解せず、しかし国際社会で国家として存在しなければならないアフリカ諸国
(+アジアのあの国)に、真の意味での繁栄が訪れる日は、まだまだ先なのかなとも思いました。
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「エリア88」は名作。間違いない。