>>357
日露戦争で主力艦の殆どを磨り潰したロシア海軍は、その後1914年まで艦隊再建に努めましたが、
開戦時に戦力化できていたド級戦艦はガングート級4隻に過ぎなかったし、その改良型となる
インペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦4隻も列強の建造した超ド級戦艦群やポストジュトランド型の
戦艦群と比べると到底太刀打ちできないスペックでした。

そして1917年の革命により、新しい方のインペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦はいずれも沈むか
戦力価値を失ったので、スターリン体制がどうにか確立した1920年代末の時点で赤色海軍に
残された戦艦級の艦艇はガングート級だけとなりました。

そして1930年代後半にスターリンの肝いりで建造したソビエツキー・ソユーズ級戦艦も、独ソ戦の
勃発で結局未成に終わったので、結局ガングート級のみで大戦を戦う事に。