>>462>>464
空中線は極秘扱いだろうから情報はまず出てこないだろうけど、
中間誘導でアップリンクするにしても、ARHのミサイルを誘導するのは、SRHのミサイルを誘導するのに比べて格段に簡単で情報量も少なく済むんじゃないの?
SRHだと、目標をとらえ続けて、間欠式にしてもほとんど絶え間なく情報をミサイルに送り続けなければならない
ARHだとある程度自立型のような使い方もできるし、自身のセンサーも併用できるわけで

FCS-3が当初Cバンドだけで行こうとしていたし、X-RIM4運用を前提にしていたということは、
ARHのX-RIM4はCバンドだけで目標の追尾はもちろん、並行してミサイルも十分に管制誘導できたってことでしょ
Cバンドといっても、ASEAレーダーだと、出力等リソースを特定の方向に持っていけるし、
Cバンド領域の中でもある程度帯域を使い分けることも可能でしょ

つまり、実際に海自がそのような艦を入れようとしていたことからも
X-RIM4のARHはCバンドだけで簡素に安価にできたって事はまず間違いない
SRHのESSM運用をすることになって急遽APAR等のイルミネーターとXバンドを追加したのだから
ARHだけだとAPARのような仰々しいイルミネーター自体が不要な可能性もある

近距離のシースキマー等は艦の生死に直結するから、ARHにSRHを併用して、
イルミネーターやCバンドでの目標探知追尾と、Xバンドでの事実上の連続に近い誘導と、艦側のリソースを多く振り分けて、
遠方の目標はリソースの活用が集中するときはARHメインの簡素な配分に割り切るというのは理にかなっていて当然だと思うけど

もちろん相対的に巨大な艦側のセンサーを使ったSRHの方が特に近距離では精度が高いから、
こちらを使いたいというのはもっともなことだし

ソフトの改修は必要にしても、ARHだけならCバンドだけで慣性誘導もできて、
近距離目標や高付加目標はARH/SRH併用にしてxバントやイルミネーターも使うという方式で、
ARH/SRH併用ミサイルが入れば事実上の同時処理能力は増えるんじゃないかな?

バイスタティックじゃないけれども、センサーもミサイル側のARHと艦側でのSRHは併用した方がより精度は高くなるし