>>210
米空軍では非効率な機種転換機を不要とすることもあり、「明らかにオーバースペック」なT-7Aが肯定されるが、
空自は米空軍と同じ旧FI(F-15)を採用していながら専用高等練習機を廃し、代用高等練習機として複座型練習戦闘機を選んでいるのでT-7Aの「明らかにオーバースペック」な飛行性能が必ずしも米空軍と同様に肯定される訳ではない

現在の空自教育体系は複座練習戦闘機を使用するものとなっており、
教育体系全体でのトータルコストが安くなるならば今後専用高等練習機が復活することもあり得るが、少なくとも現状は違うし、現有機の選定時点では複座練習戦闘機の方が有利であると空自は判断した

「飛行性能要求については、経費対効果の面で検討を要する。特にT-X(米T-X)の定常旋回能力要求は明らかにオーバースペックで、教育効果とコストのトレードオフが必要だ。」
軍事研究2019年3月号