>>236>>246
空自における中等練習機以上の教育体系に関わる機体についての数的規模で言えば

51大綱(FI10+FS3+偵察1個飛行隊)>現大綱(13個飛行隊)となり、少なくとも現時点ではMT-X(T-4)の仕様が決まった当時より空自の数的規模は縮小しており、残念ながら回復には至っていない
また、F-4の退役で複座戦闘機数も当時からほぼ半減に近く、所要パイロット養成数に密接に関わる座席数も激減している

また、当初よりMT-X(T-4)は中等練習機にも関わらず高等練習機が担っていた領域も一部担うコンセプトで設計されており、専用高等練習機を廃して複座戦闘機を練習機として使うことはMT-Xの要求が決まった時点で既定の事であった
合理的な判断の結果であり、イレギュラーな事ではなかろう

>>237
US-1A改の場合、平成8年に開発着手で平成15年初飛行、平成18年部隊使用承認となるが、政治的要因で平成12年度までサブ・コントラクタの入れ換えのゴタゴタがあったことを考えれば数年の短縮は無理なくできるだろう
また、M-345HETならイタリア空軍との正式契約は2013年で国防省の初期認証は2020年なので約7年となっているし、国産機T-4も開発期間は7年となっている

>>238
林元空将は下記の様にも述べている
「飛行性能要求については、経費対効果の面で検討を要する。特にT-X(米T-X)の定常旋回能力要求は明らかにオーバースペックで、教育効果とコストのトレードオフが必要だ。」
軍事研究2019年3月号