>>148
「なんで日本軍ってある時からあんなに精神論に走ったのか?」っていうのに関しては、片山杜秀って人の書いた「未完のファシズム」って本がよくまとめているので、一度読んでみるといい。
昭和日本軍の重要なポイントである「皇道派」「統制派」というのは本質として何なのか?っていうことの理解の助けになるだろう。
(一般的に言われてる「皇道派」「統制派」のイメージが実は正反対のものである、っていうことも)

大日本帝国というのは要するにつまり「天皇と皇室が全てである」っていう存在なので(大日本帝国憲法もそれに則って書かれている)、国体護持=天皇と皇室の存続にこだわらなければ一体なんのために戦争していたのかすらよくわからなくなる。
もちろん「でも現実には利権の奪い合いでしょ?」っていうのはあるわけだけど、国家の建前として「天皇と皇室の存続のために国がある」っていうのが大前提なんだから、それは絶対なのだ。