>>362
黎明期の単葉機はそもそも求められる翼面積が複葉機と一緒だからスパンも翼弦も長大で
加えて長く張り出した主翼の強度を稼ぐために支柱・張線を使ったり
全体を厚く作ったりするから空気抵抗は複葉機と同等かともすれば大きい
重量あたり主翼強度の面で複葉機より何かと不利で
格闘戦が苦手どころか急旋回すると空中分解するリスクを抱えていたのがWW1当時の単葉機
有名なフォッカー・アインデッカーも運動性が低かった上に速くもなくて
英仏が複葉戦闘機を出してくると一瞬で型落ちした
後年に単葉化で速くなったのは全金属化で厚さも支柱も要らない片持ち翼が実用化されたのと
フラップの実用化などで障壁がクリアされ翼面積そのものを大胆に減らせたおかげ