>>639
駆動系含めて中身は同じ(砲塔回転用の補助エンジンはないけど)な4号駆逐戦車の車体前面はくさび形の傾斜装甲になっているわけで(件の応募作にもそういうデザインのものがあったわけで)、少なくとも車体前面を傾斜装甲にすることは不可能ではないだろう。
ただ、車体ではなく戦闘室の前面を傾斜させたらその分戦闘室自体が狭くなる(ターレットリングぎりぎりになるかターレットリングの経に影響が出る)し、それをフォローするべくすると、車体前面天井の変速機点検ハッチを縮めて最低限の大きさにする(4号駆逐戦車と同じく)、操縦手/無線手ハッチを廃止する、とかの工夫が必要になるだろう。
更にはこれまた4号駆逐戦車と同じく「全体として前端が重いので走行性能に影響が出る上最前列の懸架装置と転輪がすぐ痛む」(これも4号駆逐戦車(以下同文)という問題も出るだろう。

みんな件の雑誌連載の企画で指摘されてることではあるが。

ということで「技術的にできないことはないがデメリットが大きく、ここまでして傾斜装甲化する必要性はない」で終わるだろう。
「ええいめんどくさいこんな事までするくらいなら突撃砲(駆逐戦車)でいいよ!」
となるだろうな。
つまり現実と同じだ。

これも件の雑誌連載の企画でそのまんま語られてたけど。