>985
そのあたりの経緯は
「帝国陸軍機甲部隊―栄光少なく苦難多き生涯」加登川幸太郎(白金書房)
にも同様の記述があります。

><兵学界の大勢>
>乗馬騎兵無用論に傾き、決戦兵種としての騎兵は速やかに他の威力大なる機動部隊に転換すべき。

この機動部隊については歩兵学校が主体となり、欧州派遣組を含め後の機甲における中心人物達が研究を行っていた模様です。
そしてその人物達がそのまま創設時から解体までの独混一旅の各隊長を務めています。

>966
>機動部隊として騎兵の後継兵種の実験目的で新設されたものの

ここなのです。
経緯としては騎兵の後継なのに、騎兵がそれに参加していないのですよ。
正直おかしいと思うのですが、これが現実っぽいのです。

この時期、騎兵は乗馬歩兵に向かっており、そこに重装甲車等の機動兵器を協働させるという概念はあるのですが・・・
捜索連隊として機甲とは別個の道を進むという・・・

合理性だけでは理解できない、組織防衛と日本的縦割社会の縮図・・・