「12式地対艦誘導弾能力向上型」 

1 事業の概要
  開発中の12式地対艦誘導弾(改)を長射程化し、多様なプラットフォームからの運用を前提としたスタンド・オフ・ミサイルとして開発する。
  この開発により、我が国への侵攻を試みる艦艇等に対し、相手方の脅威圏外から、隊員の安全を確保しつつ、対処が可能となる。
2 取得方法の検討
  取得方法として、新たに開発事業(1機種)に着手するか、海外の既存品(複数機種)から調達するかについて、各候補が「射程」などの要求性能を満たすか否かや、「開発(海外の既存品においては改修)期間」を評価。
3 検討結果
  開発の候補のみが全ての要求性能を満たしつつ、短期間での開発(海外の既存品においては改修)を実現できる見込みが得られたことから、取得方法として開発することを選択した。
  次に、この開発事業について、運用構想や具体的な整備計画などの所要の要件を確認したところ、満たすべき要件について確認できたことから、事業名「12式地対艦誘導弾能力向上型」として令和3年度予算案への追加要求を行うことを決定した。
  なお、ライフサイクルコスト※1、※2は約3,181億円の見積りとなった。

※1 誘導弾の経費を含まない。(誘導弾の経費から保有数量が推定される懸念があるため公表しない。(量産単価も同様。))
※2 選定手続きにおける一定の条件下での見積りであり、今後、変更があり得る。

https://www.mod.go.jp/j/press/news/2021/01/22a-1.pdf
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2021/01/22a.html

国産系しか要求満たせないのいいよね