6~7年周期で太陽系を回る「小惑星アポフィス」が2029年4月13日、地球に3万6000キロまで接近する。
04年に初めて発見されたこの小惑星は、直径390メートルで、エンパイア・ステート・ビルの大きさだけだ。
アポフィスがこの程度の距離に接近する4ヵ月前の2028年12月、韓国が打ち上げた小惑星探査船がアポフィス軌道に進入する。

この小惑星探査機は、2年前の2026年に韓国が独自開発した韓国型ロケットの次期改良型モデルに搭載して打ち上げられ、韓国初の小惑星探査機は
アポピスを回りながらアポピスの自転特性と表面地形を観察し、2029年7月にはアポピースの表面に下りて超小型ロボットを下ろして試料を採取する。

韓国天文研究院の崔永俊(チェ・ヨンジュン)宇宙科学本部長は今月25日、大田儒城区(テジョン・ユソング)天文研で開かれた
「第3回科学技術未来フォーラム」で発表者として出席し、韓国が未来に挑戦する宇宙探査分野の一つとして、この様な小惑星探査シナリオを紹介した。

同日開かれた科学技術未来フォーラムは、科学技術各分野の未来準備が必要な事項を科学技術界の研究者らを先に発掘し、政策に反映する為、
科学技術情報通信部が主催した。
昨年10月に「バイオ及び医療」、11月には「人工知能」をテーマにフォーラムが開かれたのに続き、今回が3回目のフォーラムである。
今回のフォーラムは「宇宙探査の科学的・経済的価値」をテーマに開かれた。

この日のフォーラムで崔本部長は「大型事業間の空白を最小化できる事業を推進し、宇宙産業の力量を確保しなければならない」と提案した。
2022年の月探査機打ち上げ後、2030年の月着陸船打ち上げが予定されているだけに空白が大きいと指摘されている。(後略)
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このウリナラ小惑星探査機計画も、あくまで将来的なプランの一つとして挙げたにすぎず、その前提となる予算や技術的基盤は白紙の状態らしい。