垂直尾翼をなくす事で、F-35のステルス性を無効にするVHFレーダにも見えない

去る9月、米空軍の高官が「NGAD(Next Generation Air Dominance=次世代戦闘機、いわゆるF−X)の技術実証機がすでに飛行試験を行っている」と突然発表した。
(そういえば、米南西部の砂漠上空を飛行するデルタ翼の機体が目撃されているとの情報もあるようだ。)
現在まで、その機体の規模・形状、製造会社名や初飛行の時期、有人機か無人機かなどは一切発表されておらず、秘密のベールに包まれている。
NGADは、F15とF22の後継機として位置付けられている第6世代戦闘機で、約10年前から検討が始まっていたとされるが、目標とする機体の機能・性能や任務態様が定まらず、今日に至っていると見られていた。
ところが、ここにきてそれらが絞り込まれ、開発が開始された模様で、わずか1年たらずで、その技術実証機が製造され、すでに飛行しているとは、これまでの常識からは考えられない驚くべき速さである。
この背景には、VR(仮想現実)などを駆使したデジタル設計・試験技術や、3Dプリンターを活用した製造技術などの急速な発展と、中国空軍の近年の急激な脅威化への対処があるようである。
この技術実証機は、約1年前に「デジタル・センチュリーシリーズ」と名付けられ、これまでの開発手法とは大きく異なる概念が発表されていた、その最初の機体のようである。
「センチュリーシリーズ」・・・

<世界の新兵器> 第6世代戦闘機「NGAD」(米)次世代機の開発手法の革命か 朝雲新聞社
http://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/news/newsflash/202102/210201/21020103.html

米空軍の第6世代戦闘機「NGAD」
http://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/news/newsflash/202102/210201/photo/21020103.jpg
米海軍の第6世代戦闘機「F/A-XX」
https://topwar.ru/uploads/posts/2020-11/1604871570_faxx_context_signature_image_jpg487e5345-bb27-4d5e-9e08-430447e1cb0fdefault.jpg
どちらもF-35の陳腐化に対して開発されたものである。VHFレーダを用いる対ステルス技術を無効化する為に垂直尾翼がない。

日本の第6世代戦闘機(自称)F-3。旧態依然の垂直尾翼。
https://i.imgur.com/wssMxLS.jpg