あの世
光秀「家康殿なら、きっと麒麟がくる世を作ってくれると信じておりました」

家康「麒麟がくる世をつくるために、禁中並公家諸法度を制定しました。
帝が行うべきことの第一は学問であると規定して、帝が政務に口を挟まぬように手を打ちました」
光秀「・・・」
家康「また武家が勝手に朝廷に接近せぬよう、勝手に上洛することや御所へ参内することは禁止しました。」
光秀「・・・」
家康「あとこれは秀吉殿から受け継いだことですが、大名と対立して出奔した家臣を他の大名が勝手に召し抱えることは禁止しました。」
光秀「・・・」
家康「最後に足利という名前の存在は徳川の世では邪魔なので、平島及び喜連川という名字に変更させました」
光秀「・・・」
家康「最後に、私の死後は神として祀るよう遺言しておきました。
私を御神体とする日光東照宮という豪華絢爛な神社を作って、光秀殿の好物の麒麟の彫刻を飾っておきました」
光秀「・・・」
菊丸「光秀様の想い、家康様が立派に全部果たされましたな」
光秀「・・・」