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与党支持団体の求めで即座に撤去された「ペク・ソンヨプ案内板」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/02/08/2021020880050.html
国立大田顕忠院に設置されていた故ペク・ソンヨプ将軍（1920−2020）の墓所案内板が、与党を支持する一部団体の抗議を受け撤去された。
国家報恩処や大田顕忠院などが7日に明らかにしたところによると、今月5日に民族問題研究所大田支部の会員20人以上が大田顕忠院の将軍第2墓域にある
ペク将軍の墓のすぐ前で集会を開き、ペク将軍の遺骨を移葬するよう求めた。さらに顕忠院の駐車場と将軍第2墓域に設置されていた「故ペク・ソンヨプ将軍墓所」
と書かれた案内板も撤去せよと要求した。
集会のある参加者は「親日派の案内板が設置されているとはどういうことか」「反省していないのか」と主張した。集会の参加者らは顕忠院に対し「文在寅政権は
国立墓地法を改正し、移葬すると言っていたのに、逆に大田顕忠院の院長は案内板まで設置した」「国民の世論がこの状態を放置すると考えているのか」と主張した。
これらの要求を受け顕忠院はその日のうちに案内板を撤去した。顕忠院の関係者は本紙の電話取材に「案内板は撤去後に廃棄した」「集会参加者の要求のためではなく、
ペク将軍埋葬から時間が過ぎ、訪れる人も少なくなったからだ」と説明した。
ペク将軍は6・25戦争の英雄であり、韓国軍発足当時の元老だ。ペク将軍は6・25当時、洛東江最後の防衛ラインでわずか8000人の兵力を率いて2万人の北朝鮮軍による
総攻撃を防ぎ、戦争の流れを変えたとして高く評価されている。そのため米軍はペク将軍を「韓米同盟のシンボル」として高く評価してきた。ところが韓国の左派はペク将軍が
20代前半の時に日本軍将校だった前歴を理由に、以前からペク将軍を「親日派」と主張してきた。ペク将軍の第1師団後任の宋泳勤予備役中将は「それでも最低限の礼儀は
尽くすべきだ。戦争で国を救った英雄の安らかな眠りをこのような形で妨害する国がどこにあるのか」として集会の参加者らを批判した。