>>174 つづき

集会を開いた民族問題研究所の会員らは今月5日、国立大田顕忠院で故チョ・ムンギ愛国志士の十三回忌追悼式を終えた後、直ちにペク将軍の墓地に向かった。集会の
参加者らは「陸軍大将ペク・ソンヨプの墓」と書かれた墓碑の前で「反民族行為者ペク・ソンヨプを国立墓地から移葬せよ」と書かれた横断幕を掲げながら抗議の声を上げた。
参加者らは顕忠院の関係者に対し「なぜペク将軍の案内板だけがあるのか」「個人の墓地か」として怒号を上げながら抗議した。「独立運動家を取り締まったやつ」という声も
聞かれた。ある参加者はペク将軍の墓碑の前で「独立運動家たちを討伐した満州士官学校出身者」と叫んだ。参加者らはペク将軍を「反民族行為者」と呼び、「移葬せよ」
「国立墓地法を改正せよ」と叫びながら騒ぎ立てた。民族問題研究所は親日人名辞典の編さんなど、いわゆる「親日清算」活動を続けている団体で、昨年7月にペク将軍が
顕忠院に埋葬される際にも反対の抗議活動を行った。
騒ぎが続く中でも顕忠院は集会を止めることなく、参加者らの求めに応じてペク将軍の墓地案内板を撤去した。現行の国立墓地法では「誰であっても国立墓地内で
国立墓地の尊厳を害する懸念のある行為をしてはならない」と定めている。ところが顕忠院は「当時は20人ほどの職員が現場で状況を見守ったが、国立墓地の尊厳を
害しない範囲と判断した」と説明した。
現政権発足後、ペク将軍を侮辱する主張は根強く続いている。昨年7月にペク将軍が顕忠院に埋葬された直後から、韓国与党・共に民主党や文大統領を支持する団体、
さらに左翼系の団体などはペク将軍の破墓(墓を掘り起こすこと)を主張している。民主党はペク将軍が埋葬された1カ月後から「親日破墓法」の制定に向けて本格的に
動き出した。報勲処もペク将軍についてホームページで「親日反民族行為者」と明記している。政府がペク将軍を「親日派」として正式に認めた形だ。
これに先立ち陸軍士官学校も6・25当時のペク将軍の活躍を描いたウェブトゥーン(縦スクロール式のウェブ漫画)をホームページから削除した。

将軍の墓が暴かれるのも時間の問題だな