>>131
国営企業の経営問題や労組対策で、新規投資なしに既存の古めかしい工場設備で製造できる点が最優先
されたとか、戦車どころか陸上車両にかかわったことがない企業にすら下請け発注が行われたなどの問題が
合わさって、概して30年代末の軍拡期に製造されたフランス戦車は性能イマイチなうえ非常に品質が悪かった
そうだけれどなぁ。
まともに手直しする前に戦争に負けちゃったし。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%81%E3%82%AD%E3%82%B9_H35
>車体の最大装甲厚は要求された仕様の40mmではなく34mmしかなく、しかも多数の下請工場を使ったことで、
>後々まで品質の問題がつきまとった。具体的には、当初は装甲板が柔らかすぎ、次に硬度を上げると今度は
>脆く、しかもあちこちに“す”が入り脆弱な箇所が出来てしまった。
>オチキスH35の操縦は非常に面倒な仕事だった。オチキスには、競作されたルノーR35が持っていたクリーブ
>ランド式ディファレンシャルはなく、操行時に予想外の挙動を起こした。ブレーキはその是正にあまり役
>立たず、しかも傾斜地を走り降りる際、非常に効きが弱かった。さらにギアボックスも厄介で5速に入れる
>のが難しく、カタログ上の最高速度である28km/hを出せることはめったになかった。結局、操縦手は無理な
>操縦を重ねることになり、故障が頻発した。機械的信頼性は乏しかった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC_R35
>重量配分が不均衡で不整地走行能力が良くなく、超壕能力も低いことが指摘されたが、早急に戦車を揃える
>ことが優先され
>主砲のプトー37mmSA18はもともと対戦車能力を考慮しておらず、距離1,000mで15mmの装甲貫徹力しか持た
>なかった。