>>22
トーチカみたいな点と違って、ただの遮蔽陣地は一帯に広がっているから、基本的に測距と方向が間違ってない限りはどこかに命中する

砲兵中隊長のルソン戦記(第8師団の四年式十五榴中隊)読んだかな?ソフトターゲットはトラックも含まれるけど、米 米軍の自動車部隊に大損害を与えて司令部感状を頂戴した
一個砲兵中隊に対してこれだけ特筆できるのは特別な事だよ 15cmの威力あってこそだね

野砲の75mmの22m半径と15センチクラスの36mは違う。野砲の22mmは破片が小さく簡単な遮蔽物で防御可能、それこそ端を土で盛っただけでも防御できる

よほどの至近弾を出さなきゃいけない野砲に対して、
破片・爆風ともに桁違いの威力を持ち、かつ小石チュンチュン吹き飛んできたり付帯効果も凄まじい野戦重砲は流石に精度低いとか言っても野砲の敵ではないだろうよ

極論すれば全部火点に命中しなくても、陣地を崩せれば成功だ

ハッキリとしたトーチカという点ではなく線・面の陣地帯に対して「当てる」はどの精度で要求されているのかな。
https://youtu.be/oW4cAXgTG3M

この動画で野戦砲兵学校で野砲と榴弾砲の射撃比較をしてる。
野砲を大量にうちまくるのと榴弾砲を少数撃つのはどっちが野戦築城に対して有効か
野砲は十数発が同着しても破壊できなかった2mの胸壁を十五榴・十二榴はあっさりと破壊して尚も反対側の塹壕胸壁を破壊する威力の余裕があった。

別にコンクリトーチカじゃないんだぜ?
野砲の22mは十五榴に比べて「信用ならない」
単純な半径比較なんかより十五榴にこそ価値があるで結論出てるだろ、この明治ですら。

別に野砲が榴散弾使ってたとかそういう話じゃなくて、そもそも75mmの榴弾威力自体にもハテナが付いてきたのが戦間期。だから戦中は75mmクラスは対戦車戦闘と軽量カテゴリの歩兵・山砲兵の山砲に次第に流れていくわけ。
本当に何もないところで張り付いている敵兵を撃つばかりが戦争じゃ無くてって事だね