38式15榴と38式12榴の違いは、15榴は日本軍主力口径だったんで後継砲等の新型砲弾も撃てる。
高級鋼と高性能炸薬と高機能信管の新型砲弾があるわけ。
新世代の砲弾が撃てる以上、その威力は常に一線で通用するレベルを保持してるわけ
例えばコンクリに撃ったら弾丸が自壊するとか、着弾衝撃で自爆するとかのスカタンな事例がない。

笑い事ではなく、日露戦争の奉天戦では28榴+黄色薬は
凍土にめり込めずに弾が自壊しちゃって黄色薬で地面を汚しただけになったのが続出した。
95式破甲榴弾の概説に凍土で覆われた掩蓋をぶち抜けるって記してるのはそういうことだ。
そして、この新しい頑丈な破甲弾は7.5/105/1491.1には用意されたけど12榴には無い
12榴の破甲弾は銑鉄か鋳鉄のしかない。土相手なら良いけど、コンクリや凍土に通じない。

120mmで新しい砲弾を作ってないのは、一線級世代の砲が無かったからだろうな
そして一線級の砲弾が無いというのは、つまりはわざわざ戦車に乗せて使おうって気にもなりにくい
10加か10榴でいいじゃんになっちゃうわけだw