これか。

2021.03.9
第6世代戦闘機開発FCASに振り回されるフランス、ダッソーが単独開発に言及
https://grandfleet.info/european-region/fcas-swayed-france-dassault-mentions-independent-development/

(抜粋)
トラピエ氏が語った話を要約すると以下の通りだ。

FCASプログラムを次の段階に進めるにはスペインとスペイン企業を参加させる必要があり、仏独間で公平に分割(50/50)されていた開発とワークシェアを
3等分(フランス・ダッソーが33%、ドイツ・エアバスが33%、スペイン・エアバスが33%)することを受け入れたが仕事がより複雑になった。

特に問題なのは3ヶ国による共同作業の枠組みには明確な責任者が不在(意見が対立した際に最終的決定を下す仕組みがないという意味)だという点で、
ダッソーはフランス政府に対して空母との互換性を維持する責任を負っているためプログラムの主導権を手放す訳にはいかないと主張、
衝撃的なのは「今でもFCASが第6世代戦闘機を開発する上で最も効率的な方法で成功することを信じているが、
プランAが失敗した場合のプランBを常に持っている」と語ったところだ。

さらにトラピエ氏は「技術的にダッソーは単独で航空機を作る方法を知っており、サフランは航空機用エンジン、タレスは電子機器、
MBDAはミサイルを製造する方法を知っている」とも語っているので、フランス側は空母との互換性が確保できないと判断して
FCASから離脱しても第6世代戦闘機を単独で開発する十分なノウハウを持っていると言いたいのだろう。
-----

すんなりいかないとは予想していたが、
独仏の争いが一段落した後、さらにスペイン参入で混乱に拍車がかかる、とまでは想像以上だったw
スペインは金だけ出して、開発された物を黙って受け取るのかと思っていたら、そんなことはなかったぞと。