実は国産FSXを構想してた時も裏ではT-2練習機をどうするかという問題があった
F-1が引退するとなると同系統のT-2も遠からず引退になるのはわかっていたから
国産FSXでは複座型を練習機代わりに使うなんて構想は存在していない
なにせ国産FSXが目指したのはF404双発の中型戦闘機で練習機に使うような機体ではなかった
もちろん国産FSX開発と高等練習機を同時開発なんて当時では全く無理だった

おそらくT-4の高等練習機バージョンを充てるつもりだったと考えられる
だからT-4は中等練習機としては異例の高スペック機だったのだろう
当時としてはT-4を高等練習機に相応しい装備に改修すれば機種転換訓練機がある時代だったから十分だったのだろう
それがFSX日米政治問題化でF-16ベースの機体になり高等練習機代わりに使うなんて話が出てきてしまった
だから当初の狙い通りにT-4は中等・高等兼用練習機になることはなかった

当時から練習機は戦闘機の装備計画の都合で振り回されていた
そして今回のT-XもF-4後継機選定の迷走や次期戦闘機開発に向けた動きに翻弄されている
F-4後継機の選定が遅れに遅れたから将来練習機の研究がドンドン後ズレしていった
そうこうしてるうちに超大物の次期戦闘機開発への動きが本格化してしまった
全てはFSX問題から始まる問題の影響をいまだに受けている