◆入・同人論◆

「自信満々な顔でトッキーが帰還してきた! さながら王の帰還だ!」
「成果はその表情を見れば理解できた。トッキーの顔は、何かをやり遂げた男の顔だった」
「はやる心を押さえ付けながら、わしは余裕たっぷりに尋ねた」
「ご苦労、トッキー。成果は如何かね?」
「ここに」
「おお……」
「宝物のように恭しく手渡される一冊の薄い本……これこそが至高の加賀さん本に相違あるまい……!」
「だが、その時全てが覆ったのだ」
「トッキーくん? これは???」
「鈴谷が童貞を食いまくる本です!」
「はあ!?」