>>702-705

2008年に米海軍が自軍の故障した衛星をイージス艦で迎撃した際には、まだ使用可能なSM-3はTAしかありませんでしたが、
現在はTB及びUAもあるから、迎撃範囲は格段に広がっていそう。


以下「USA-193の撃墜」をwikiより引用

アメリカ国家偵察局が2006年12月に打ち上げた偵察衛星USA-193(NROL-21) は打ち上げ直後より制御不能に陥っており、2008年3月上旬に
大気圏に再突入すると予想されていた。

この衛星には姿勢制御用燃料として有害なヒドラジンが搭載されており、燃料タンクが破壊されず地上に落下した場合2ヘクタールが汚染される
と見られた。
燃料タンクを破壊し、さらに衛星破壊により発生するデブリの影響を最小限に止めるため、衛星が大気圏に突入する直前にSM-3を用いて
破壊することが決定された。

レイク・エリー (CG-70)、ラッセル (DDG-59)、ディケーター (DDG-73)の3隻のイージス艦がハワイ西の太平洋上に配置され、アメリカ東部
標準時間2月20日22時30分(日本時間2月21日12時30分)に、レイク・エリーからSM-3ブロック1Aミサイルが発射され、高度247kmにおいて
衛星を破壊することに成功した。
この時の高度はそれまで公表されていたSM-3ブロック1Aミサイルの到達可能高度を60%以上上回っていた。