スエズ運河の座礁船、移動成功 苦戦の末に潮の流れ利用
朝日新聞デジタル 3/29(月) 22:54配信

座礁した大型コンテナ船がエジプト東部のスエズ運河を塞いだ事故で、船を所有する正栄汽船(愛媛県今治市)は29日夜、離礁に成功したと発表した。
船は現場を離れ、北上しているという。運河は世界の交通の要衝で、物流に大きな影響が出ていた。

事故を起こした船は台湾の海運大手、長栄海運に貸し出し中の「エバーギブン」(長さ400メートル、幅59メートル)。
運河を欧州方面へ北上中だった23日に荒天に遭い、船首部分が運河のへりに衝突して座礁。幅約300メートルの運河を塞いだ。

タグボートで引っ張ることで離礁を試みたが、船は満載に近い約1万8千個(20フィート換算)のコンテナを積んでおり、難航した。
船首側の土砂を削るなどし、新たに大型のタグボートも追加。潮が高くなるタイミングで潮の流れも利用して船体を動かすことに成功したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a747b69442a1c04a4369677571521df1e774e97

スエズ運河の今回閉塞した区画も今後最優先で拡張するか上下複線化の対象にしそう。

今後座礁閉塞のリスクの高い400m級の超大型船は増える一方なのだから。

そして今回は幸か不幸かコロナ禍のせいで国際超大型クルーズ船の運航はほぼ全面停止されたままでしたが、コロナ禍の前なこんな事故を起こして
スエズ封鎖が長期化していたら、世界のクルーズ船の運航スケジュールは無茶苦茶になっていたでしょう。