タバコの煙から抽出した物質にヒト細胞へのコロナ感染抑制効果を確認

これまで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の病態に、喫煙が悪影響を与えていることが
多くの疫学調査から示唆されている一方で、新型コロナ感染者に喫煙者が少ない、または、
喫煙者の新型コロナウイルス陽性者が少ないという報告が英、米、仏などの研究グループから
複数報告されているという。

広島大学の研究チームの研究により、タバコ煙成分は芳香族炭化水素受容体(AHR)の活性化を
通じてACE2発現を抑制している可能性が示唆された。
ACE2は新型コロナウイルスがヒトに感染する際に利用する受容体である。

加えて、芳香族炭化水素受容体を活性化するものとして、食物などに含まれるトリプトファンの
代謝物や、すでに薬として使用されている胃潰瘍治療薬であるプロトンポンプ阻害薬も、ACE2
発現量を一過性に抑制することを明らかにした。
ttps://news.mynavi.jp/article/20210818-1950007/

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