みずほFGの坂井辰史社長は2021年11月26日に開いた記者会見で「ハードウエア、
ソフトウエア含めて勘定系システム「MINORI」そのものに大きな欠陥があるという
認識ではない」「本来あるべきシステムの運営管理ができていなかった」と主張した。

どういうことか。同社が2021年11月2日に機関投資家向けに配布した資料によると、
「ハードウエア故障率(ディスク)」を示す部分からは、みずほ銀行がIT機器を10年に
1度更改する方針であるように読み解ける。

2021年3月3日に起こしたシステム障害は、2010年3月に導入したネットワーク機器
(ネットワークスイッチ)のネットワークカードが故障したのが原因だった。稼働開始
から丸11年が経過していた。

また2021年8月20日に「業務チャネル統合基盤」で起きたシステム障害は、2015年に
稼働を開始したハードディスクが2台連続して故障したのが発端だった。ITインフラを
稼働してから6年以上が経過していた。

企業の基幹系システム、特に止めてはいけないミッション・クリティカル・システムに
おいては、サーバーやストレージなどのITインフラは5年で刷新するのが一般的だ。
大手クラウド事業者は、ITインフラをもっと短い間隔で更新する。米Microsoftや、
米Amazon Web Servicesと米GoogleではITインフラの耐用年数は、サーバーが4年、
ネットワーク機器が4〜5年だ。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01873/120600004/

うう、耳が痛い。うちも爆音サーバーが未だに健在。