>>491
マジレスするとそんなことはない。てか、誘導弾本体が略同等であったとしても地上/艦上/大型航空機/戦闘機と
プラットフォームが異なれば兵器としての役割ががらっと変わる

地上発射は高価で運用コストも重い空海のプラットフォームに依存しないので、タマ作れば作っただけ並べられて
(あくまで空海との比較での雑な極言。為念)数を揃えられるが、配備地域から動かしにくく集中投入はできない
射程にもよるが基本的に沿岸防衛〜接近拒否が用途となる。敵が射程に入って捕捉できてればすぐ撃てるが
来なけりゃどうしようもないのである意味防御的。しかし十二分に射程が長いものを適切な地点に配備できれば
接近拒否領域で海域まるっと覆ってしまう戦略的な陣取りができる。最近日本が射程延伸路線に走ってるのも
まさにそれが目的

大型航空機搭載は真逆で、プラットフォームの可動数と発進〜射点進出時間が枷となって防御時の即応は難しいが
こちらから計画して敵を刺しにいく分には戦力を一気に集中しやすく、かつ射点が前進するためより縦深を狙える
攻撃的な装備となる。状況が許せば他のプラットフォームからの攻撃と調整して斉射し、打撃力の底上げにも使える
便利な装備でもある

艦載は両者の中間。射程が短めだと自衛用というか、相手の対艦ミサイルに一方的にはやられないハリネズミの棘
くらいのものだが、射程が伸びるにつれ地上型同様戦略的陣取りのピース、それもリロケータブルなものとして活きてくる
ただし艦の運用サイクルや他の艦載装備との搭載余地奪い合いがあるため実効的な数をそうそう増やせない弱みがある

戦闘機からの運用は一般的に言えば大型航空機からの下位互換で、そんな贅沢な装備を揃えられない場合に仕方なく
戦闘機で我慢するって感じになる。ところが相手が大変有力な防空能力を持ってて大型航空機では生存性確保できない
状況に限ってのみ、話がひっくりかえって「戦闘機じゃなきゃできない仕事」として輝くことになる。日本は仮想敵が仮想敵
だったので最初からこの路線だったけどさ