国民、共産との距離感鮮明…参院長野、立民候補の推薦撤回 (産経 4/1)

国民民主党の玉木雄一郎代表は1日の党会合で、25日投開票の参院長野選挙区補欠選挙に野党統一候補として立候補する立憲民主党の新人、
羽田次郎氏(51)に出した推薦を撤回する考えを表明した。
羽田氏が共産党の県組織などと結んだ日米同盟見直しなどを盛り込んだ政策協定を問題視した。
共産との距離感をめぐる国民と立民との違いが浮き彫りとなり、次期衆院選での野党共闘にも影響を及ぼしそうだ。

■原発、日米同盟…共産よりの協定
玉木氏は国会内で記者会見し、羽田氏への対応を変更する理由について
「現地での協定書を踏まえずに出した推薦だった。協定の内容がわが党の綱領、理念、政策と必ずしも合致するものではない。
推薦を出した前提が変わってしまった。いったん白紙に戻す」と説明。
その上で羽田氏から改めて考え方を聞き、党の対応を決める考えを示した。自主投票になる見通しだ。

国民は3月3日に推薦を決定したが、その後に羽田氏が共産の地元組織などと「原発ゼロ」や「日米同盟に頼る外交姿勢を是正」など共産寄りの
内容を含む協定を結んでいた事実を把握。
党内では「あれ(協定)が堅持されるのであれば、推薦を取り消すべきだ」
(前原誠司代表代行)との声が強まり、3月31日の両院議員総会で玉木氏に対応を一任していた。
(続く)