米で人気急上昇、話題の日本産フルーツ「スモウ・シトラス」とは? 
CNN 4/3(土) 17:30配信

ジェリー・キャラハン氏が初めて「スモウ・シトラス」を試食したのは9年ほど前のこと。「これはすごいことになる」と直感した。

スーパーマーケットチェーンのアルバートソンズで農産品・生花担当副社長を務めるキャラハン氏は、青果のトレンドを見極める立場にあり、
さまざまな果物を食べたことがあった。しかしスモウ・シトラスは独特だったと同氏は言う。
一見、何の変哲もないように見えるこの果実。 頭の出っ張りが力士のまげのように見えることから、スモウ・シトラスの名が付いた。

ネーブルオレンジやブンタンの交配種で、特別に甘いマンダリンのような味がする。
出っ張りのおかげで簡単に皮をむくことができ、指がひどくベトベトになることもない。

キャラハン氏が初めて試食した直後から、人気は徐々に高まっていたが、流通量はそれほど多くなかった。
米国ではACブランドが2011年から販売を始めて徐々に生産量が増加。 販売する店が増えるほど販売量も増え、キャラハン氏の予想が的中し始めた。
(中略)
日本で「不知火(しらぬひ)」または「デコポン」と呼ばれるスモウ・シトラスは、1970年代に誕生し、1990年代までに人気が高まって日本人に愛される
果物になった。
(中略)
栽培はサントリートと排他的契約を結んだ生産者によって秘密裏に行われた。「デコポン」の名さえも口にしてはならないという契約だった。

2011年までには秘密を公にする準備が整った。 ただ、不知火やデコポンの名称は米国の消費者にはピンとこないと同社は考えた。「
スモウ・シトラスの名称は、この果物の外観に由来する」とACブランズのブランド管理責任者サニア・ガル氏は説明する。
従来の柑橘類に比べると巨大なことや、「頭の出っ張りが土俵上の力士のように見える」という理由からこの名が付いたと同氏は話す。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7133d8382c7552e14a66d3e048a3069da8beb1ee