>>579
のらくろは田河水泡が自身の生い立ちを投影したキャラクターで(だからのらくろが元々が捨て犬)、
その辺の生い立ちがこの場合は「軍隊」と言う組織に入った事で色々な事に恵まれる物語を書きたかったようだ
(田河水泡は実は孤児)。

まぁ、その辺は軍隊で無くても、と思うのは我々が現代日本に生きているからで、田河の時代では
一番大きな全国組織が「陸軍」だったから、と言うだけの話のようだ。
(だから戦前・戦中は陸軍当局に睨まれたり、戦後は逆にアカ連中に散々叩かれたりで田河は
両者に複雑な感情を抱いていたらしい)