「呉下の阿蒙に非ず」

中国史のl三国時代に、呉王朝の孫権に使え、蜀漢の関羽を破り、荊州を奪取した呂蒙。
若い頃はやや粗暴で、武辺一辺倒と見られていました。
同郷の魯粛はそれをよくからかった。

ところが、孫権・周瑜に従って転戦を重ねる内に、孫子呉子の兵書に通暁し、実戦指揮でこれを練り上げ、
いつの間にかとんでもない知勇兼備の名将と言える存在に変わっていたという。

久しぶりに呂蒙と再会した魯粛は、呂蒙の進化した見識に舌を巻いた。何を議論しても呂蒙に敵わない。

そこで呂蒙が嘆息した台詞。

「呉下の阿蒙に非ず!」

そして、呂蒙がニヤリとして答えた台詞。

「男子、三日会わざれば、刮目して見よ。」