>というのも、藤堂守は<向こう側>軍の中でも政治的信頼性の高い精鋭部隊ほど北海道へ移動させてる。

それは海を隔てた向こう側に追いやると簡単には帰ってこれないからであって、それがなんで「忠誠心の高い部隊が党中央からのコントロールを失った」ときに「損耗を気にせず闇雲に作戦を続行」に直結するのかがわからん。
ワンミスでゲームオーバーな国で出世して将軍だの参謀だのとやってる連中が「指示がないから前動続行して補給品を無分別に使い果たしました、てへ」なんてやるわけないじゃん。

>兵站をコントロールすべき組織は上位へ行くほど連絡が取れない

まずこっからして認識がおかしい。
宗谷海峡みたいな狭い海でも、船を使わなければ何も運べない上に東京政府が船を狙ってくるのがわかりきっている以上、北海道から陸自を追い落とすだけの燃料弾薬は北海道の北半分に集積済みにするのは当然だ。
なにせ半世紀も時間があったんだから。
連絡が取れないのは北海道に展開する部隊の最高位の司令部と豊原政権の間であって、北海道で戦闘やる分には師団を掌握してて命令系統でも補給でも「豊原と連絡がとれないこと」を理由に途切れるわけがない。
豊原がだんまりになったときの北海道駐留日本人民共和国軍の立場は、ミニ支那派遣軍みたいなもんだろ。