イラン軍需工場にドローン攻撃 イスラエル関与か 広がる臆測

1/31(火) 17:00配信朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b6936a6558f5eb700cd15eb1fc1604d70696fc6

イラン国内の軍需工場で1月28日に爆発があり、原因をめぐる臆測が広がっている。
欧米メディアは、イランと「影の戦争」とも呼ばれる対立を続けてきたイスラエルがドローン(無人機)攻撃を仕掛けたと報道。一方、イラン側は誰が攻撃したかについて公式には言及していない。

イラン国営通信によると、28日午後11時半ごろ、中部イスファハン市内にある国防省の工場に、小型爆弾を積んだドローン3機が飛来した。
このうち2機は工場内にいた治安部隊が撃墜するなどしたが、イラン側の通信妨害によって制御を失った1機が工場の屋根に墜落し、屋根が軽微な損害を受けた。けが人はいないという。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは翌29日、複数の米当局者らの話として、攻撃はイスラエルによるものだったと報道。
またイスラエルメディアは、この攻撃に同国の情報機関モサドが関与したと報じた。

工場は、イランのミサイル生産・研究の拠点で、ウクライナに侵攻中のロシアに輸出される可能性があるとされてきた。
そのため、イスラエルがロシアに接近するイランのこの工場を攻撃することで、間接的にウクライナを支援したとの見方も報じられている。
朝日新聞社