ただ、日系メーカーのお膝元である日本市場では、中国の自動車メーカーによる攻勢も始まっている。

SGホールディングス傘下の佐川急便は30年までに国内の配送で使用している軽自動車約7200台を、
中国の自動車メーカー、広西汽車集団が供給する小型EVに切り替える。
日本国内で自動車が排出するCO2の半分は商用車によるもので、佐川急便はグループの車両が年間に排出するCO2の約1割に当たる約2万8千トンの削減を見込む。

迎え撃つ日本メーカーでは昨年末以降、トヨタが2人乗り超小型EV「シーポッド」、マツダがスポーツ用多目的車(SUV)「MX−30」のEV版を国内で発売。
日産自動車のEV「アリア」も今年中頃に販売される。

こうしたEV対応をさらに加速させなければ、
中国製EVに日本市場が浸食(しんしょく)される可能性も否めない。

https://www.sankei.com/world/news/210419/wor2104190013-n1.html
2021.4.19 18:51

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上海国際モーターショーで披露された日産のSUV「エクストレイル」の新型車=19日(共同)