>>153
 航続距離で見るか航続時間で見るかの違いだと思います。
 航続時間で見れば期間をあまり回さない方が消費も少ないのは道理です。

 ちょうどわかり易い資料のある駆逐艦の機関の場合、燃料消費率で見て最も効率が良いのが6〜7千馬力付近。
5千馬力を下回る位から急速に効率が悪くなり1千馬力付近だと2〜3倍の消費率に跳ね上がります。
 この消費率は馬力当たりですから1千馬力の「消費量」が5千馬力の2〜3倍になるわけではありませんが、
速力というファクターを加えるとあまり遅すぎても航続力にマイナスになるラインがあることが予想されます。

 某駆逐艦が5万馬力36ノット、4千馬力18ノットという例があるのでこれを参考にすると、
腰だめの数字で1千馬力だと11ノット位と推定されます。
 馬力は4倍ですが燃料消費量は1.8倍位、単位時間当たりの航行距離で1.6倍。
 艦により機関により異なりますが、この付近に燃料消費上高効率の速度域があるように思われます。
 特に高速艦型は低速域での抵抗が大きい傾向があるそうです。